2006年3月21日 – 本日、ABIT Computer Corporation と Universal Scientific Industrial Co. Ltd. (USI) は、ABIT マザーボードブランド及び関連無形資産を ABIT と USI の両社によって設立された新しいジョイントベンチャー会社へ譲渡することを完了しました。新会社は、Universal ABIT Co., Ltd., として登記され、現金 NT$3億5000万元、200万単位の特別株、500万単位のワラントを対価として、特許、商標などを含む、上記のABIT の無形資産を買い取ります。新しいパートナーとともに、ABIT は強力な財務的後ろ盾に支えられながら核となるビジネスを継続し、2004年第4四半期の終わりごろから始まった財務危機を抜け出すことができます。 USI の C. Y. WEI 社長は、新しいパートナーとともに、ABIT ブランドは USI の完備されたリソースとサポートを受けることが可能になると語っています。また、USI は、ABIT を世界的な製造力で支えるだけでなく、ABIT 製品の多様化を加速化させ、市場での ABIT の競争力を向上させます。同時に、販売チャンネルとエンドユーザも、ABIT が USI のグローバルなサービスネットワークによって、てこ入れされることにより、大きな恩恵を受け、全体的な顧客満足度を向上させることができます。ABIT は、これを機会に、台湾をベースとした、研究開発とマーケティングに力を入れたグローバルブランドに生まれ変わり、ハイテク関連製品とチャンネルマーケティングによって拡大していきます。ABIT ブランドがなくなり、ABIT のアフターサービスが継続されなくなるという噂については、Wang 氏は、ABIT はその際立った製品品質とカスタマサービスを向上させるだけでなく、新しいマーケットの開拓を進めていくと語っています。 現在、ABIT ブランドは、オーバークロック、PC ゲーム、PC デスクトップのエンスー層をターゲットにした製品、ミドルクラスからハイエンドのマザーボードを提供しています。その製品には、5度も世界チャンピオンとなったゲーマー、ジョナサン “Fatal1ty” ウェンデルに裏づけされたFatal1ty ゲーミングマザーボードシリーズ、ABIT が特許をもつ Silent OTES™ ヒートパイプ冷却テクノロジを搭載したハイエンドのオーバークロックマザーボードラインアップ、MAXシリーズがあります。今年の独ハノーバーでの CeBIT では、ABIT は世界初の DDD (デジタル入力・処理・出力) スピーカーシステム – iDome D500 –PC ユーザー向けの2.1チャンネル・パーソナル・デジタル・シアター・システムを発表しました。オプティカル入力と完全なデジタルテクノロジにより、ABIT は再び際立ったイノベーションと開発の能力を披露しました。 USI にあまり馴染みのない消費者もいるかもしれませんが、その理由は、USI は企業向けの設計、製造、サービス (DMS) に力を入れた企業だからです。USI の顧客としては、世界最大のパソコン、液晶メインボード、ストレージソリューションのブランドが含まれています。USI は、世界最大の独立系の半導体組立と試験における製造サービスプロバイダであるASE グループの1社です。USI は、時価総額NT$76億元の時価総額で、2005年の売り上げは最高のNT$5220億元に達し、世界に10,000人以上の従業員を抱えています。USI の製品には、次のものがあります。
- 情報: デスクトップ、ノート PC、サーバ、ストレージ関連製品
- 通信: Wi-fi、ブルートゥース、Wi-fi ADSL、UWB
- 民生: マルチメディアセンター、デジタルメディアコンバータ、インターネットラジオ、ホームネットワークストレージデバイス
- 車載: 自動車部品、テレマティクス、EPS、フラットパネルデバイスコントロールボード、SHD、POS デバイス
今回の取引と USI からのサポートにより、ABIT は製造会社からグローバルな製品開発・ブランドマーケティング組織への転換に成功しました。
|